それ以外に、ゴルフでスライスを起こすもう一つの原因があります。それは、スイングの軌道が「アウトサイドイン」に振っている事です。
クラブフェースが目標に真っ直ぐ向いていても、スイングの軌道が斜めから入っていれば、ボールにはサイドスピンが掛かり、打球はフックやスライスを起こします。スライス癖のある人は、スイングが飛球線上よりも外側から入ってくる、アウトサイドインの軌道になっている可能性が高いです。
アウトサイドインが原因でスライスしている場合、ある特徴が出ます。それは、打球が目標よりもやや左側に飛び出してから、右へ曲がっていく事です。いわゆる「カット打ち」の状態であり、「引っ掛けスライス」と呼ばれたりします。
アウトサイドインに振っていれば、ボールには外側から内側(飛球線上では右から左)へと、力が加わります。従ってクラブフェースが真っ直ぐでも、ボールの飛び出し角度が左側へ向きます。その後、カット打ちしている事によるサイドスピンの影響で、右へとスライスしていきます。
このスライスでは、一度左に飛び出してから右に曲がるので、目標から逸れる度合いは、プッシュアウトスライスに比べて遙かに小さいです。スライスしているのに、目標へぴったりの方向に飛ぶ場合もあります。一見すると、矯正する必要は無さそうにも思えますが、スコアを伸ばしたければ、絶対に矯正すべきです。
その理由は二つあり、一つはスライスショットは飛距離が約10%も落ちるので、スコアメイクを考える上では圧倒的に不利だからです。もう一つの理由は、アウトサイドインに振ると、シャンク(アイアンの根本に当たって右45度位へ飛んでいく現象)が起きる確率が高い事です。特に練習量の少ないアマチュアゴルファーは、スイングが安定していないので、シャンクが起きやすいです。
この「引っ掛けスライス」を矯正するには、アウトサイドインに振る癖を直すよう、スイングを改造する必要があります。具体的には、トップの位置を低くすることや、クローズドスタンスに構えること、などが挙げられます。その強制方法については、別のページで解説していきます。
